マイナンバーカード更新はいつ?有効期限通知書が届いたらやること

【この記事でわかること】
・マイナンバーカードと電子証明書、2つの有効期限の違い
・有効期限通知書が届く時期と、更新手続きを始められる時期
・カード本体と電子証明書、それぞれの更新のやり方
・期限が切れたときに困ること、更新に便乗した詐欺への注意点

😊 水色の封筒が届いて「これ、本物かな?」「何をすればいいんだろう」と手が止まった方もいるのではないでしょうか。ふだん意識しないぶん、有効期限の話は急に降ってきます。
私は3人の子どもの父親ですが、家族のカードは持ち主によって発行時期も年齢も違うため、期限も1人ずつバラバラになります。特に18歳未満のカードは期限が短く、親が気づいてあげないと更新のタイミングを逃しがちです。
前回の記事では、カードを紛失したときの一時停止と再発行の手順を整理しました。今回は、失くしたわけではなく「期限が来たとき」の話です。デジタル庁「マイナンバーカードおよび電子証明書の有効期限・更新」とマイナンバーカード総合サイト「更新手続きについて」の案内をもとに、順番にまとめます。
🔑 マイナンバーカードの有効期限は2種類|カード10年・電子証明書5年
マイナンバーカードには、カード本体と、ICチップに入っている電子証明書の2つに別々の有効期限があります。電子証明書とは、オンラインで「間違いなく本人です」と電子的に証明するしくみで、e-Taxやマイナポータルへのログイン、コンビニでの証明書交付などに使われます(デジタル庁「マイナンバーカードおよび電子証明書の有効期限・更新」)。
| 項目 | 18歳以上で発行 | 18歳未満で発行 |
|---|---|---|
| カード本体 | 発行から10回目の誕生日まで | 発行から5回目の誕生日まで |
| 電子証明書 | 発行から5回目の誕生日まで | 発行から5回目の誕生日まで |
出典:デジタル庁「マイナンバーカードおよび電子証明書の有効期限・更新」(最終更新日2025年12月17日)・政府広報オンライン「マイナンバーカードと電子証明書の有効期限をご確認ください」(2026年6月15日)。申請受付日が2022年(令和4年)4月1日より前の方は「18歳未満」を「20歳未満」と読み替えます。
なぜ年数が違うのでしょうか。デジタル庁のQ&Aによると、カード本体の10年は、顔つきの変化に合わせた顔写真の更新や、偽造防止技術の進歩に合わせた安全性の維持のため。電子証明書の5年は、コンピュータの性能向上などで暗号の安全性が下がるおそれがあるためと説明されています。
📌 具体例(政府広報オンラインの例)
誕生日が10月10日の方が、2020年(令和2年)5月15日にカードを発行した場合、カード本体の有効期限は2029年(令和11年)10月10日(10回目の誕生日)までです。
発行時に18歳以上で、カードと電子証明書を同時に発行した方は、カードの期限の5年前が電子証明書の期限になります。この例では2024年10月10日です。
期限の確認方法も押さえておきましょう。カード本体の期限は券面に印字されています。電子証明書の期限は、券面に書き込んだ日付のほか、マイナポータルにログインして「マイナンバーカード」の項目からも確認できます。
カードの期限が先でも、電子証明書の期限が先に来る人がいます。「カードはまだ有効だから大丈夫」と思い込まないことが、この記事でいちばん伝えたいポイントです。

📅 通知書はいつ届く?更新はいつからできる?
有効期限を迎える方には、期限の2か月前から3か月前を目途に、地方公共団体情報システム機構(J-LIS)から「有効期限通知書」が届きます。更新の手続きは、期限まで3か月未満になった日から始められます(マイナンバーカード総合サイト「更新手続きについて」)。
📅 更新までの流れ(カード本体の場合)
有効期限通知書が届く
更新の申請を始められる
交付通知書が届く
新しいカードを受け取る
通知書がなくても、期限まで3か月未満になっていれば手続きはできます。通知書が届かなかった場合は、住民登録のある市区町村に戻っていることがあるため、窓口で確認するよう案内されています。
💡 こぼれ話:わが家では、半年以上前でも更新してもらえました
確定申告のときに使う電子証明書は、有効期限まで半年以上残っていました。別の用事で住んでいる自治体の窓口に行ったついでに「今年中に期限が切れるんですけど、いま更新できますか」と聞いてみたところ、その場で対応してもらえました。
公式の案内では、更新できるのは期限まで3か月未満になってからです(マイナンバーカード総合サイト「更新手続きについて」)。窓口によってはある程度柔軟に受けてもらえることもあるようですが、どこでも同じとは限りません。早めに済ませたいときは、窓口で一度相談してみてください。
ここで知っておきたいのが、更新のタイミングによる「得」の違いです。J-LISの案内では、期限まで3か月未満になった日から期限までの間に更新すると、新しいカードの有効期限は発行日から11回目の誕生日(18歳未満は6回目)まで、電子証明書は6回目の誕生日までに設定されると説明されています。
なお、令和8年度(2026年度)は、カード本体で約590万件、電子証明書で約1,430万件の更新が必要になる見込みと、政府広報オンラインで紹介されています(総務省の会議資料をもとに政府広報室が作成した資料)。窓口が混み合う時期もあるため、市区町村によっては予約制や休日・夜間の対応があります。お住まいの市区町村のホームページで確かめておくと安心です。
📝 更新のやり方|カード本体と電子証明書で手続きが違う
同じ「更新」でも、カード本体と電子証明書では進め方が違います。いちばん大きな違いは、カード本体は事前にオンラインなどで申請できるのに対し、電子証明書はオンラインでは更新できず、市区町村の窓口に行く必要がある点です。
| 項目 | カード本体の更新 | 電子証明書の更新 |
|---|---|---|
| 事前の申請 | 必要(スマートフォン・証明写真機・パソコン・郵便のいずれか) | なし(窓口で手続き) |
| 窓口で持っていくもの | いま使っているカードと、申請後に届く交付通知書 | いま使っているカード(有効期限通知書はなくても手続き可能) |
| オンラインでの手続き | 申請のみ可能 | 更新はオンラインでは不可 |
| 手数料 | 無料 | 無料 |
出典:デジタル庁「マイナンバーカードおよび電子証明書の有効期限・更新」・マイナンバーカード総合サイト「更新手続きについて」
カード本体の申請方法は4つあります。デジタル庁は、準備するものが少なくてカードの仕上がりが早いスマートフォンでの申請を推奨しています。証明写真機での申請は、きれいな写りの写真が撮れるとされています。
- スマートフォン:通知書に同封された交付申請書のQRコードを読み取って申請します
- 証明写真機:対応する機械で、画面の案内に沿って申請します
- パソコン:申請用のウェブサイトで、顔写真データを添えて申請します
- 郵便:交付申請書に記入し、6か月以内に撮影した顔写真を添えてJ-LISへ郵送します
電子証明書の更新には、暗証番号の入力が必要です。暗証番号を忘れた場合は、窓口で再設定できます(マイナンバーカード総合サイト「更新手続きについて」)。スマートフォンに電子証明書を搭載している場合は、窓口で更新したあとに、マイナポータルからスマートフォン用の電子証明書の更新・再発行の申請をする流れになります。
💡 代理人による手続きと、子どものカード
電子証明書の更新は代理人でもできますが、有効期限通知書に同封の「照会書兼回答書」に、本人が必要事項を記入して封をしておく必要があります。代理人は、本人の有効なカード・封をした照会書兼回答書・代理人の顔写真付き本人確認書類を持参します。
本人が記入した暗証番号に誤りがあると、即日の更新はできません。お子さんのカードも、窓口に来られない場合は法定代理人である親への代理交付ができると、総務省のページに案内されています。必要な書類は市区町村によって案内が異なることがあるため、事前に確認してください。
⚠️ 期限が切れたらどうなる?|使えなくなるものと3か月の猶予
期限が切れると、困る場面は2つに分かれます。カード本体の期限が切れると、本人確認書類として使えなくなり、カードに入っている電子証明書も使えなくなります。電子証明書だけが切れた場合も、オンラインの手続きに影響が出ます(デジタル庁「マイナンバーカードおよび電子証明書の有効期限・更新」)。
| 場面 | 電子証明書の期限が切れたとき |
|---|---|
| マイナポータルへのログイン・コンビニでの証明書交付・e-Taxなどの電子申請 | 利用できなくなる |
| マイナ保険証として受診 | 期限満了日が属する月の末日から3か月間は利用できる(確認できるのは保険資格の情報のみ) |
| 3か月を過ぎても更新しなかった場合 | マイナ保険証は利用できなくなる。有効な保険証がなければ、申請不要で資格確認書が発行される |
出典:デジタル庁「マイナンバーカードおよび電子証明書の有効期限・更新」・政府広報オンライン「マイナンバーカードと電子証明書の有効期限をご確認ください」
猶予の3か月間に病院で確認できるのは、保険資格に関する情報だけです。診療情報や薬剤情報の確認はできないとされているため、薬の履歴をスムーズに共有したいなら、期限前の更新が安心です。更新が間に合って3か月以内に済ませれば、あらためてマイナ保険証の利用登録をする必要はないと説明されています。
もう1つ、見落としやすい点があります。新しいカードを受け取る際には、更新前のカードを持参する必要があります。J-LISのよくあるご質問では、更新前のカードを紛失すると再交付手数料がかかるため、受け取りまで大切に保管するよう案内されています(マイナンバーカード総合サイト「よくあるご質問(有効期限について)」)。万一なくした場合の手順は、マイナンバーカードを紛失したら|一時停止と再発行の手順で整理しています。
💡 こぼれ話:わが家の子どものカードが期限切れになったとき
わが家では、子どものカードの期限切れに気づくのが遅れたことがあります。期限が切れて間もないうちに手続きした子は、切れたカードで本人確認ができ、すんなり進みました。
一方、半年以上たってから気づいた子は、切れたカードが本人確認に使えず、ほかの書類をそろえる必要があって時間がかかりました。
期限切れのカードがいつまで使えるかは市区町村によって違うので(たとえば福岡市は期限から6か月以内。福岡市「マイナンバーカードの受け取り(有効期限到来に伴う更新や追記欄満欄による再交付の方)」)、迷ったらお住まいの窓口に確認してください。
いちばん確実なのは、期限が切れる前に更新を申し込んでおくことです。そうすれば、受け取りのときに期限が切れていても、そのカードで本人確認ができます(総務省関東管区行政評価局「有効期限が切れる前に更新手続すれば、受取時の本人確認に期限切れのカードが利用できます」(那珂市掲載))。
確定申告をe-Taxで行う方は、特に電子証明書の期限に気をつけたいところです。電子申告では電子証明書を使うため、期限が切れたままだと申告の直前に慌てる原因になります。確定申告の準備期間に入る前に、いちど期限を見ておくと安心です。マイナポータル連携を使った申告の流れは、医療費控除の確定申告のやり方|明細書の書き方とマイナポータル連携で解説しています。

🚨 更新に便乗した詐欺に注意
政府広報オンラインでは、マイナンバーカードの更新に便乗した不正な勧誘や、個人情報を聞き出そうとする電話・メール・訪問への注意が呼びかけられています。実際にあった相談の例として、次のようなものが紹介されています(政府広報オンライン「マイナンバーカードと電子証明書の有効期限をご確認ください」)。
⚠️ 紹介されている相談の例
- 市区町村職員を名乗る者から、カードの更新手数料を要求された
- 「代理で手続きする」と言って、カードと暗証番号を要求された
- 自宅を訪れた者に「お金を払わないと通知カードが白紙で届く」と言われ、現金を渡した
国や市区町村などが、電話などで暗証番号を聞いたり、金銭を要求したりすることは一切ないとされています。更新の手数料は無料です。
不審な連絡を受けたときの相談先として、マイナンバー総合フリーダイヤル(0120-95-0178)、消費者ホットライン(188)、警察相談専用電話(#9110)、お住まいの市区町村が挙げられています。通知書が本物かどうか迷ったら、市区町村の窓口に確認しましょう。
✅ この記事のポイント
- カード本体は発行から10回目の誕生日(18歳未満は5回目)、電子証明書は5回目の誕生日まで。期限は別々に確認する
- 有効期限通知書は期限の2〜3か月前が目途。更新は期限まで3か月未満になった日から可能で、手数料は無料
- カード本体は事前にオンラインなどで申請、電子証明書は市区町村の窓口で更新(オンライン不可)
- 電子証明書が切れても、マイナ保険証は月末から3か月間は保険資格の確認のみ利用できる
- 更新に便乗した詐欺に注意。暗証番号を聞かれたり、手数料を求められたりしたら応じない
📝 まとめ|通知書が届いたら「期限を確かめる→申請する→窓口へ」
マイナンバーカードの更新は、期限を確かめる→申請する→窓口で受け取る、の3ステップで進みます。電子証明書は窓口での手続きが必要なので、カード本体とあわせて期限を見ておくと、バタバタせずに済みます。
家族のカードがあるご家庭は、期限が一人ずつ違います。通知書が届いた順に、慌てず1枚ずつ片づけていきましょう。
税金や制度の手続きは、自分で学ばないと、だれも教えてくれません。このブログをきっかけに学ぼうと思っていただけると嬉しいです。
次回は「マイナ免許証とは?マイナンバーカードの更新時に免許情報を引き継ぐときの注意点」について解説予定です。お楽しみに!


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