マイナ免許証のカード更新|免許情報の引継ぎ手順と注意点

【この記事でわかること】
・マイナ免許証とは何か、カード更新で何が変わったか
・免許情報を引き継ぐための条件と申請の流れ
・引き継げなかったときの確認方法と、その後の手続き
・免許更新と同じ年にカード更新が重なるときの順番

😊 マイナンバーカードの更新通知が届くと、つい「役所で更新すれば終わり」と考えがちです。ただ、運転免許証と一体化したマイナ免許証を使っている方は、更新のやり方しだいで免許情報が新しいカードに入らないことがあります。
3人の子どもがいる私のように、家族でカードの期限がバラバラだと、更新の順番を決めておかないと慌ててしまいます。前回はマイナンバーカードの有効期限と更新手続きを整理しました。今回はその続きとして、マイナンバーカード総合サイト(J-LIS)や警察庁の資料をもとに、マイナ免許証の更新時の注意点をまとめます。
🪪 マイナ免許証とは?2025年9月1日から引き継げるように
マイナ免許証とは、免許情報が記録されたマイナンバーカードのことです(警察庁「新たなマイナンバーカードをマイナ免許証として引き続き利用するまでの流れ」)。カードのICチップに免許の情報が入っているので、運転免許証と1枚にまとめて使えます。
2025年9月1日から、すでにマイナ免許証を持っている方がマイナンバーカードを更新するとき、新しいカードへ免許情報をあらかじめ引き継げるようになりました。J-LISのお知らせ(2025年8月27日)では、オンライン申請から新しいカードを申請する場合に引き継げると案内されています。
ただし、更新すれば自動で引き継がれるわけではありません。引き継げなかった場合は、マイナ免許証として使い続けられず、警察施設で免許情報を記録し直す手続きが必要になります(警視庁「マイナンバーカード更新関連」)。
✅ 免許情報を引き継ぐ条件|オンライン申請が前提
引き継ぎには、次の条件がそろっている必要があります。J-LIS「マイナンバーカードの更新時における免許情報等の引継ぎ」に書かれている条件を、表にまとめました。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 持っているカード | 現在マイナ免許証(またはマイナ経歴証明書)を持っている |
| 警察への提出 | 運転免許センター等で、警察に署名用電子証明書を提出している |
| 更新の理由 | カードの有効期間まで3か月未満になった、または追記欄が満欄になった |
| 申請の方法 | オンライン申請サイトから交付申請する(郵送の紙の申請書・証明写真機からの申請は引き継げない) |
オンライン申請では、「申請コース選択」画面で「運転免許証(運転経歴証明書)とマイナンバーカードを1枚にまとめたカードをお持ちの方」のボタン(一番下)を選びます。続く画面で、マイナ免許証に記録されている「免許情報記録番号」を入力する必要があります(J-LIS)。
⚠️ 入力する番号と、署名用電子証明書の設定に注意
- 運転免許証とマイナ免許証の2枚を持つ方は、運転免許証の免許番号を間違えて入れないようにします(警視庁)
- 免許情報記録番号は、「マイナ免許証読み取りアプリ」で確認できます(J-LIS・警視庁)
- 「署名用電子証明書・不要」にチェックを入れると、署名用電子証明書が発行されず、引き継げません(警視庁)

🔍 引き継げたかは「交付通知書」で確認|記録:有・無
新しいカードの準備ができると、市区町村から交付通知書が届きます。「免許情報/運転経歴情報記録」欄の表示で、引き継ぎの結果がわかります(警視庁・J-LIS)。
| 通知書の表示 | 意味 |
|---|---|
| 記録:有 | 免許情報が引き継がれており、マイナ免許証として使い続けられる |
| 記録:無 | 引き継がれていない。警察施設での再記録が必要 |
| 記載なし | 記録の有無の欄がない。引き継がれていないので、警察施設での再記録が必要 |
「記録:無」や記載なしのまま、免許情報のない新しいカードだけを持って自動車等を運転することはできません。マイナ免許証のみで運転免許証を持っていない方は、カードの受け取りに市区町村へ自動車等で行くのは避けるよう案内されています(J-LIS)。
警察施設での再記録には手数料がかかりますが、「記録:無」と書かれた交付通知書など、同じ内容を確認できる文書を持っていれば手数料はかからないとされています(警視庁)。
引き継げない主なケースは、次のとおりです(警視庁)。
- 事前に警察へ署名用電子証明書を提出していない
- 住所や氏名に、署名用電子証明書で使えない文字が含まれている
- 免許情報記録番号の入力に誤りがあった
- 運転免許が停止・取消し・失効している
なお、紛失・破損・有効期間切れ(失効)でカードを作り直す場合は、免許情報が引き継がれません。その場合もマイナ免許証として続けるには、警察施設での手続きが必要です(警視庁)。
📅 免許更新と同じ年に重なるとき|先にカードを受け取る
マイナンバーカードの更新時期と運転免許の更新時期が同じ年に来る方は、順番に注意が必要です。警察庁の資料では、新しいカードに新しい免許情報が確実に記録されるよう、新しいマイナンバーカードを受け取ってから免許証の更新手続きを行うよう呼びかけています。
| 手続き | 更新を始められる時期 |
|---|---|
| マイナンバーカード | 誕生日の3か月前から |
| マイナ免許証 | 誕生日の前後1か月 |
カードの交付申請をしている間に免許を更新すると、届いた新しいカードには、更新前の古い免許情報が記録されています。その場合は、新しいカードを受け取った後に、警察施設で免許情報の書き換え手続きが必要です。書き換えの手数料はかからないとされています(警視庁)。
また、申請から新しいカードを受け取るまでには1か月から2か月程度かかるため、更新期間に入ったら早めに申請するよう案内されています(警視庁)。
📅 おすすめの順番
早めにオンライン申請
「記録:有」を確認
その後に免許更新
💳 持ち方は3通り|2枚持ちの手数料とオンライン講習
免許証の持ち方は、「マイナ免許証のみ」「マイナ免許証と従来の免許証の2枚持ち」「従来の免許証のみ」の3つから選べます。2枚持ちにした後で、片方をやめる手続きもいつでもできます(警察庁FAQ)。
持ち方によって、免許を更新するときの手数料が変わります。警察庁が示す標準的な額(道路交通法施行令第43条)は、更新手数料が免許証のみ2,850円・マイナ免許証のみ2,100円・2枚持ち2,950円です。これに講習手数料が加わり、対面講習は優良運転者講習500円・一般運転者講習800円、オンライン講習はどちらも200円です(警察庁FAQ①・警察庁FAQ⑩)。
| 持ち方 | ゴールド 対面講習 |
ゴールド オンライン |
ブルー 対面講習 |
ブルー オンライン |
|---|---|---|---|---|
| 従来の免許証のみ | 3,350円 | 受講できない | 3,650円 | 受講できない |
| マイナ免許証のみ | 2,600円 | 2,300円 | 2,900円 | 2,300円 |
| 2枚持ち | 3,450円 | 3,150円 | 3,750円 | 3,150円 |
※ 更新手数料と講習手数料を足した額です。警察庁が示す標準的な額で、実際の額は都道府県ごとに異なることがあります。ゴールドは優良運転者講習、ブルーは一般運転者講習の方の例です。ブルーでも違反運転者講習や、初めて更新する方の講習を受ける方、70歳以上で高齢者講習を受ける方は、オンライン講習を受けられません(警察庁FAQ⑩)。
2枚持ちは、マイナ免許証のみより850円高くなります。ゴールドで対面講習の場合、従来の免許証のみと比べた差は100円です。
💡 オンライン講習は24時間いつでも受けられます
マイナ免許証を持っていれば、2枚持ちの方も、優良運転者講習と一般運転者講習をマイナポータルからオンラインで受けられます。更新期間中なら24時間いつでも受講でき、途中で止めて後日続きから再開することもできます(警察庁FAQ⑩)。
ただし、講習を受けただけでは更新は終わりません。視力検査や写真撮影のため、運転免許センターや、免許の手続きをしている一部の警察署へ行く必要があります。手続きできる場所・受付時間・予約が要るかどうかは都道府県警察ごとに違います(警察庁FAQ⑩)。更新を受けるときに、お住まいの都道府県警察のホームページで確認しましょう。
📝 私の場合:マイナ免許証と従来の免許証の2枚持ちにしました
私は今回、マイナ免許証を申し込みました。決め手は、次の免許更新でゴールドなら、講習を自宅のオンラインで済ませられることです。講習を受けた後は、窓口で視力検査などの手続きをすれば更新できます。
そのうえで、従来の免許証も残して2枚持ちにしました。理由は2つあります。1つは、マイナンバーカードの更新と免許の更新の時期が重なったときに、手続きがごたつくかもしれないと思ったことです。もう1つは、免許証の現物を見せる場面が、まだしばらくはあると思ったことです。上の表のとおり、2枚持ちのほうが手数料は少し高くなりますが、大きな差ではなかったので、安心のほうを取りました。手続きの日も、2枚持ちを選んでいる人は多かったです。
マイナ免許証は、見た目はふつうのマイナンバーカードのままです。券面に免許の情報は書かれず、ICチップに記録されます(警察庁)。正しく記録されているか目で確かめられないので、カード1枚だけにするのは少し不安でした。
手続きでは、受付の機械にマイナンバーカードを置くと、ICチップに免許の情報を書き込む作業があり、そのあとに手続きが進んでいきました。最後は、面談のような形で記録した内容を一緒に確認してくれます。初めての流れで、ちょっと面白かったです。
プチ情報:記録された免許情報は、警察庁の「マイナ免許証読み取りアプリ」をスマホやパソコンに入れると、自分で確認できます。マイナポータル連携をすれば、マイナポータルからも確認できます(警察庁)。

✅ この記事のポイント
- 2025年9月1日から、マイナ免許証の免許情報を新しいカードへ引き継げるようになった
- 引き継ぐにはオンライン申請サイトから申請し、免許情報記録番号を入力する。郵送や証明写真機の申請では引き継げない
- 受け取り時は交付通知書の記録欄を確認する。「無」や記載なしなら警察施設での再記録が必要
- 免許更新と同じ年にカード更新が来る方は、先に新しいカードを受け取ってから免許を更新する
- 2枚持ちは更新手数料が少し高い(標準額でマイナ免許証のみより850円高い)。オンライン講習はマイナ免許証があれば2枚持ちでも受けられる
📝 まとめ|「オンライン申請→通知書で確認→免許更新は後」
マイナ免許証を使っている方がカードを更新するときは、オンライン申請で免許情報を引き継ぎ、受け取り時に交付通知書で確認する、という順番が大切です。免許更新と時期が重なる方は、新しいカードを受け取ってから免許を更新しましょう。
申請から受け取りまで1〜2か月かかります。通知書が届いたら、まず自分の免許の更新時期もあわせて確認しておくと安心です。
税金や制度の手続きは、自分で学ばないと、だれも教えてくれません。このブログをきっかけに学ぼうと思っていただけると嬉しいです。
次回は「マイナンバーカードの暗証番号を忘れたら?ロックの解除と再設定の手順」について解説予定です。お楽しみに!


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