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こどもNISAはいつ引き出せる?18歳からの流れと未成年口座の実体験

こどもNISAはいつ引き出せる?18歳からの流れと未成年口座の実体験
ミルキー
《記事内に商品プロモーションを含む場合があります》

【この記事でわかること】
・お金を引き出せるのはいつから?(中学入学の年と高3の1月1日がカギ)
・18歳になったら大人のNISAにどうつながるか
・我が家で実際に未成年口座を使ってみた話
・子ども名義の口座に入れたお金は税金上どう扱われるか

朝の野原に立つ若い木の写真。こどもNISAで子どもの資産を18歳までじっくり育てるイメージ
ライオン
前回、こどもNISAとジュニアNISAの違いは分かったよ。実際いつから引き出せるの?
トラ
中学に入る年と、高校3年生の年の1月1日がポイントだよ。あと今回は、我が家で実際にやってみた話もするね。

前回の記事では、こどもNISAの中身とジュニアNISAとの違いを見てきました。今回は「いつお金を引き出せるのか」「18歳になったらどうなるのか」を整理したうえで、我が家で実際に未成年口座を使ってみた体験もお話しします。

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🔑 お金はいつ引き出せる?「中学入学の年」と「高3の1月1日」

こどもNISAでいちばん大事なのが、引き出しのルールです。子どものためのお金なので、小さいうちは自由に引き出せないようになっています。

📅 タイムラインで見る(こどもNISAの一生)

0歳〜
積立スタート
→
中学入学の年
教育費なら引出しOK
→
高3の1月1日
制限なし
→
18歳の1月1日
大人のNISAへ
時期 引き出せるケース 引き出し方
中学に入学する年の前年まで 災害で家が大きな被害を受けた・前年の医療費が200万円超など、やむを得ない事情があり税務署長の確認を受けたとき 全額を引き出す(一部だけは不可)
中学に入学する年の1月1日から 上の事情に加えて、入学金・授業料などの教育費や生活費に使うとき(子どもの同意書類つき) 必要な分だけ引き出せる
高校3年生の年の1月1日から 理由を問わない 自由に引き出せる

出典:財務省「令和8年度税制改正の大綱」(p.19〜20)、大和総研「2027年1月開始『こどもNISA』の概要」(p.5〜6)

法律の文言では、「その年3月31日に12歳である年」「その年3月31日に18歳である年」という書き方をしています。これを学年に置きかえると、中学に入学する年の1月1日と高校3年生の年の1月1日になります(大和総研も同じ表現で解説しています)。3月31日で判定するので、早生まれの子も同級生と同じタイミングになります。

⚠️ ルール外で引き出すと、さかのぼって課税

上の表以外の理由で18歳前に引き出すと、それまで非課税だった利益に20%(所得税15%・住民税5%)がかかります。損が出ていても、その損はなかったものとして扱われます。

教育費での引き出しは、親が金融機関に書類を出し、子どもが同意したことを示す書類も付ける決まりです。

森の小川にならぶ飛び石。こどもNISAの制限が一段ずつ緩んでいくイメージ

🎓 18歳からは大人のNISAへ自動で切り替わる

子どもが18歳になると、こどもNISAは手続きなしで大人のNISA(つみたて投資枠・成長投資枠)に移ります。口座は同じまま、名前の付いた箱が「こども用」から「大人用」に変わるイメージです(金融庁 アクセスFSA)。

大人のNISAの上限は1,800万円(うち成長投資枠は1,200万円)です(金融庁 NISA特設サイト)。金融庁の資料では、こどもNISAの600万円の枠が大人の1,800万円の枠へ「自動的に移行」する図になっており(金融庁資料)、大和総研も「同一口座」で自動移行すると整理しています。つまりこどもNISAで投資した分は、18歳以降の1,800万円の中に引き継がれます。600万円が大人の枠に上乗せされるわけではない点は押さえておきましょう。

注意したいのが、早生まれの子です。大人のNISAは「その年1月1日に18歳」で判定するため、1月1日〜4月1日生まれの子は、引き出し制限がなくなってから大人のNISAが始まるまで1年ずれます。

生まれ月 引き出し制限がなくなる日 大人のNISAが始まる日
4月2日〜12月31日生まれ 高校3年生の年の1月1日 同じ日(18歳になっているため)
1月1日〜4月1日生まれ 高校3年生の年の1月1日 その翌年の1月1日

出典:大和総研「2027年1月開始『こどもNISA』の概要」(p.6〜7)

ライオン
引き出しルールも18歳の話もわかった。じゃあ実際に子どもの口座でお金を運用するとどうなるの?
トラ
それが次のトピック。我が家では、こどもNISAを待たずに未成年口座で少し先取りしてるんだ。

👨‍👧 我が家の実体験:未成年口座で子どもと株を買ってみた

実は我が家では、ジュニアNISAは持たずに、楽天証券で3人の子どもの未成年口座(こども口座)を開いて、特定口座で少額の運用をしています。3人とも金額は小さく、年110万円の基礎控除にはまったく届かない範囲です。楽天証券のこども口座は、特定口座か一般口座で取引する仕組みです(楽天証券 こども口座)。

せっかくなので、私が横について子ども自身に画面を操作してもらいながら、「株はこうやって買うんだよ」「会社の一部を持つってこういう仕組みなんだよ」と話しました。金融教育の一環です。

驚いたのは子どもの反応です。いちばん小さい子でも、画面を見ていると「お金が増えてる」「減ってる」くらいはわかるようで、夜に基準価額が上がった・下がったで一喜一憂していました。小学生の子は評価額を見て「こんなに上がってる!」と喜んだり、下がると「株いやだ」と言ったり。値動きを自分のこととして体験できるのは、話を聞くだけの勉強にはない良さだと感じています。

夕暮れの草原を歩く家族。こどもNISAを親子で長く続けていくイメージ

💰 子ども名義の口座に入れたお金は、税金上どう扱われる?

💡 元国税職員の目線:親が入れるお金は「贈与」

子ども名義の口座に親や祖父母がお金を入れるのは、税金の世界では「贈与」です。贈与税は、1人が1年間(1月1日〜12月31日)にもらった財産の合計から基礎控除110万円を差し引いて計算します(国税庁 No.4402)。こどもNISAの年間上限は60万円なので、それだけなら基礎控除の範囲に収まります。ただ、祖父母からの援助など、ほかの贈与と合わせた合計で判定する点は覚えておいてください。

楽天証券の税理士監修記事でも、こどもNISAの拠出だけなら年110万円の基礎控除の範囲に収まり、こどもNISA専用の特別な非課税枠があるわけではないと説明されています(楽天証券「こどもNISAに贈与税はかかる?」)。同記事では、親が亡くなったときにこどもNISAの資産は「子どもの財産」として扱われ、通常の名義預金とは違って基本的に親の相続財産には含まれないとも解説されています。ただし、亡くなる前7年以内に入れた元本は、生前贈与加算の対象になる可能性があります。

💡 贈与した後に増えた分、売って利益が出た分はどうなる?

贈与税は贈与で財産を取得した日の価額で計算するのが原則です。上場株式の場合も、贈与を受けた日の価格で評価します(国税庁 No.4632)。この考え方からすると、贈与した後に子どもの口座の中で値上がりした分は、その年の贈与の金額には含まれません。

ただし、特定口座で株や投資信託を売って利益が出れば、その利益には20%(所得税15%・住民税5%。復興特別所得税を含む)の税金がかかります(国税庁 No.1463)。こどもNISAなら、この利益が非課税になる点が、特定口座での運用との大きな違いです。

✅ この記事のポイント

  • 引き出しは中学に入学する年の1月1日から教育費・生活費で可能、高校3年生の年の1月1日からは自由
  • ルール外の引き出しは、利益に20%をさかのぼって課税
  • 18歳で大人のNISAに自動で移り、こどもNISAの分は1,800万円の中に引き継がれる。早生まれは1年ずれる
  • 子ども名義の口座への入金は贈与。年60万円なら基礎控除110万円の範囲内。値上がり分は贈与税の対象外で、売却益は特定口座なら課税・こどもNISAなら非課税

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📝 まとめ

こどもNISAは、中学入学の年から教育費に使え、18歳からは手続きなしで大人のNISAにつながります。我が家のように未成年口座で先取りしてみるのも、金融教育としておすすめです。

今しかない子育てのこの瞬間を無駄にしないで、子どもの将来のお金を一緒に育てていきましょう。

次回は「こどもNISAの始め方|SBI証券・楽天証券の手続きロードマップ」について解説予定です。お楽しみに!

ライオントラ

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≫脱≪安定を求めし者
税務署・国税局に通算16年超勤務し、税務調査担当係長等を歴任。相続・贈与・譲渡といった資産税の実務にも精通。現在は民間企業へのキャリアチェンジも経験し、信託関係の事務に従事しています。「お金のことって、自分で学ばないと誰も教えてくれない」——そんな実感から、このブログを始めました。3人の子育てを経験しながら、育休も3回取得。転職・税金・子育てという、30代・40代がリアルに向き合うテーマを、むずかしい言葉を使わず、スキマ時間で読めるブログとしてお届けしています。【保有資格】1級ファイナンシャル・プランニング技能士(資産設計提案業務)/宅地建物取引士/一種外務員資格/家族信託専門士
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