こどもNISAの始め方|SBI証券・楽天証券の手続き

【この記事でわかること】
・こどもNISAの受付は2026年10月1日から始まりました
・申し込む前に準備するもの
・SBI証券・楽天証券それぞれの手続きの順番
・申し込む前に知っておきたい注意点
・10月から始まった各社のキャンペーン(2026年10月時点)

この記事は「こどもNISAシリーズ」の3本目です。1本目では制度の中身とジュニアNISAとの違い、2本目では引き出しルール・18歳からの流れと、我が家で未成年口座を使ってみた体験をお話ししました。今回は実際にどう申し込むのか、SBI証券と楽天証券の手続きを順番に整理します。
我が家はすでに楽天証券で3人の子どもの未成年口座(こども口座)を開いていたので、10月になってこどもNISAを申し込みました。私自身はすでにNISAをしているので、新たに申し込んだのは子どもたちだけです。楽天証券は、こども口座を開いたあとに、あらためてこどもNISAだけを申し込めます。子どもが3人いると申込みも3人分になりますが、先に全体の流れをつかんでおいたので、10月に入ってからも慌てずにすみました。
📅 こどもNISAの受付は2026年10月1日から始まりました|全体のロードマップ
こどもNISAの制度が始まるのは2027年1月1日ですが、SBI証券と楽天証券は2026年10月1日から申込みの受付を始めました(SBI証券 2026年9月11日発表・楽天証券 2026年9月14日発表)。
📅 タイムラインで見る(申込みから積立開始まで)
親の口座・書類を準備
受付中
の審査
口座開設・積立開始
10月から12月に申し込んでも、すぐに口座ができるわけではありません。証券会社の審査のあと税務署の審査があり、こどもNISAの口座ができるのは2027年1月以降です。年内に申し込んでおくと、年明けから積立を始めやすいというスケジュールです。
SBI証券は「2027年1月1日時点で18歳未満」の子を対象としています(SBI証券)。制度の中身(年60万円・上限600万円・引き出しのルールなど)は、前回の記事で詳しくまとめています。
🧾 申し込む前に準備するもの
どちらの証券会社でも、親(親権者)がその証券会社に口座を持っていることが前提です。子どもの口座は、親の口座にログインして申し込む仕組みになっています。
| 準備するもの | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 親(親権者)の口座 | SBI証券の口座が必要(なければ先に開設) | 楽天証券の総合口座が必要(登録親権者) |
| 子どもの確認書類 | 本人確認書類と、続柄・同居の確認書類(住民票は親権者が世帯主・世帯全員の記載・発行日から6か月以内) | 世帯全員が記載された住民票の写し(発行から6か月以内・続柄の記載あり。マイナンバーの扱いは下の💡を参照) |
| 別居している場合 | 世帯の状況に応じて住民票や戸籍謄本(親権者と子が記載・発行日から6か月以内)を出す | 住民票の写しに加えて戸籍謄本または戸籍全部事項証明書(発行から6か月以内) |
出典:SBI証券 プレスリリース、SBI証券 FAQ、楽天証券 お知らせ、楽天証券「こどもNISAとは?」、楽天証券 FAQ、SBI証券 FAQ(続柄・同居確認書類)(2026年10月12日確認)
💡 楽天証券の住民票は「世帯全員」「続柄あり」「発行から6か月以内」。マイナンバーは申し込み方で違う
- こども口座とこどもNISAを同時に申し込む人:公式ページの案内では、子どものマイナンバーと続柄の記載が必須です(楽天証券 お知らせ・FAQ)
- すでにこども口座を持っている人:ログイン後の申込画面では「世帯全員が記載された住民票(発行から6ヶ月以内・マイナンバーの記載は不要)」と案内されていました(2026年10月12日、我が家の画面で確認)
役所やコンビニで取るときに条件を選び忘れると取り直しになるので、申し込む前に画面の案内を確認しておくと安心です。世帯全員が載った住民票なら、子どもが何人いても1通で済みます。

🔵 SBI証券のこどもNISA手続き(事前受付)
SBI証券は、子ども名義の「こども口座(未成年口座)」をすでに持っているかどうかで入口が分かれます(SBI証券 プレスリリース)。
こども口座をまだ持っていない場合
親がSBI証券に口座を持っていなければ、まず親の口座開設から始めます
トップページから申込画面に進みます
あわせて本人確認書類を提出します
SBI証券が本人確認書類を審査します。こども口座ができた段階で、NISA以外の口座で投資信託や株式の取引はできます
2027年1月予定。ここから非課税での積立ができます
こども口座をすでに持っている場合
トップページから「こどもNISA|開設」をクリック
書類を請求して郵送で返送する方法も選べます
SBI証券が書類を確認してから税務署に申請します
税務署の審査が終わると開設(2027年1月予定)
🔴 楽天証券のこどもNISA手続き(口座開設受付)
楽天証券は、こども口座(未成年口座)とこどもNISAを同時に申し込めます。こども口座を開いたあとに、あらためてこどもNISAだけを申し込むこともできます(楽天証券 お知らせ)。
親が楽天証券に口座を持っていなければ、先に親の口座開設から
氏名・生年月日などを入力します
世帯全員が記載された住民票の写し(子のマイナンバー・続柄あり)。別居の場合は戸籍謄本なども必要です
申込みが終わると、親と子どものメールアドレスに通知が届きます
2027年1月以降に口座が開設されます
すでに楽天証券でこども口座(未成年口座)を持っている場合は、親権者の口座にログインし、「マイメニュー」→「お客様情報の設定・変更」→「NISA・特定・未成年口座状況」→「未成年口座・こどもNISA口座状況」から申し込みます(楽天証券 FAQ)。
💡 我が家の場合(楽天証券でこども口座あり)
我が家は3人ともすでに楽天証券でこども口座を開いていたので、申込画面の「こどもNISA口座開設申込」のボタンから申し込みました。必要書類は世帯全員が記載された住民票(発行から6か月以内・マイナンバーの記載は不要)だけで、とても簡単でした。住民票はコンビニでも取れるので手軽です。
ただし、親権者と子どもが別に住んでいる場合は、戸籍謄本も必要と画面に書かれていました。ここだけは注意してください。
ちなみに、2026年の早い時期に楽天証券でこども口座を開いたときは、マイナンバー付きの住民票が必要でした。しかも申込みは子ども1人ずつだったので、住民票のアップロードも3回しました。こども口座から新しく作る人は、マイナンバー付きの住民票を用意して、子どもの人数分の申込みがあると思っておくと慌てずにすみます。
⚖️ SBI証券と楽天証券を比べると
2026年10月12日時点で各社が公式に発表している内容を並べました。「記載なし」は、できないという意味ではなく、まだ発表されていないという意味です。
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 受付の呼び方 | 事前受付 | 口座開設受付 |
| 受付開始 | 2026年10月1日 | 2026年10月1日 |
| 発表日 | 2026年9月11日 | 2026年9月14日 |
| 口座ができる時期 | 2027年1月予定 | 2027年1月以降 |
| 積立の最低金額 | 公式発表に記載なし | 100円から(1円単位) |
| ポイントでの積立 | 公式発表に記載なし | 楽天ポイントで投資信託の積立に使える |
| クレカ積立 | 公式発表に記載なし | 公式発表に記載なし |
出典:SBI証券 プレスリリース、楽天証券 お知らせ(いずれも2026年10月12日確認)
大人のNISAで人気のクレジットカード積立が、こどもNISAで使えるかどうかは、受付が始まった2026年10月12日時点でも、どちらの会社のこどもNISAの案内にも書かれていません。ここを重視する方は、申し込む前に各社の最新の案内を確認してください。
🎁 2026年10月から始まったこどもNISAのキャンペーン
受付開始にあわせて、両社ともこどもNISAのキャンペーンを始めています。2026年10月12日時点の公式ページの内容を並べました。
| 項目 | SBI証券 | 楽天証券 |
|---|---|---|
| 子どもの分 | こどもNISAの開設予約+クイズに全問正解してこども口座でエントリー+口座の開設完了で、現金2,000円(全員) | こども口座の新規開設+こどもNISAの申込みで、現金1,000円(クイズ正解とエントリーが必要) |
| 上乗せ | 上の条件を満たし、こども口座で投資信託を合計5,000円以上買うと、抽選で最大10万円(500名) | 親の口座の新規開設で1,500円、楽天銀行の口座開設と入金で親1,500円・子1,000円。家族4人で最大10,000円 |
| 期間 | 開設予約は2026年12月30日まで(エントリーは12月31日まで)。口座の開設は2027年1月4日〜29日 | 2026年10月1日〜12月31日 |
| すでにこども口座がある人 | 対象(公式に明記) | 子どもの分は「新規開設」が条件で、すでに口座がある人が対象になるとは書かれていない |
| 付与の時期 | 2027年2月末ごろ、こども口座に入金 | 証券は2027年2月中旬ごろ |
出典:SBI証券「こどもNISA予約受付開始記念!Wチャンスキャンペーン」、楽天証券「こどもNISAキャンペーン!家族で最大10,000円プレゼント」(2026年10月12日確認)
⚠️ キャンペーンの注意点
- 楽天証券の現金は、キャンペーンページのボタンから申し込んだ場合だけが対象です。楽天証券や楽天銀行のふだんの申込画面(ログイン後のこどもNISAの申込画面など)から申し込むと、対象外と書かれています。申し込む前にクイズに答えてエントリーし、キャンペーンページのボタンから進んでください
- 楽天証券の子どもの1,000円は「こども口座の新規開設」が条件です。我が家のように、すでにこども口座がある家庭は対象にならない可能性が高いです(対象になるとは書かれていません)。また、ジュニアNISAを持っている人は対象外とされています
- 楽天銀行の分は、一度に親は30,000円以上・子は20,000円以上の入金などの条件があり、子どもは12歳以下が対象です
- SBI証券は、親の口座ではなくこども口座でログインしてエントリーする必要があります
- キャンペーンは途中で変わることがあります。申し込む前に、必ず各社の最新のページを確認してください
キャンペーンは魅力的ですが、上の注意点②のとおり、こどもNISAはあとから証券会社を変えられません。金額の大小より、長く使い続けられる証券会社かどうかで選ぶのがおすすめです。
⚠️ 申し込む前に知っておきたい3つの注意点
① こどもNISAは1人1口座。2社に申し込まない
楽天証券は、税務署の審査で「他社ですでにこどもNISA口座を開設している」などの理由で開設できなかった場合、楽天証券でのこどもNISAの取引はすべて一般口座(課税される口座)の取引に変わると案内しています(楽天証券 お知らせ)。
② 証券会社は原則として変えられない。最初の金融機関選びがいちばん大切
大人のNISAは毎年、金融機関を変えられますが、こどもNISAは変えられません。SBI証券は「成人後のNISA口座とは異なり、こどもNISA口座では金融機関の変更はできません」「他の金融機関等に、こどもNISA口座内の投資信託を移管することはできません」と明記しています(SBI証券「こどもNISA」)。
口座を廃止すれば別の金融機関で新しく開けますが、廃止した口座で取引があった場合は、さかのぼって課税されます(同ページ。大和総研「2027年1月開始『こどもNISA』の概要」p.7も同じ趣旨)。「とりあえず申し込んで、あとで乗り換え」はできないと考えて、どこで開くかを決めてから申し込みましょう。
③ ジュニアNISAを持っていても申し込めるが、残高は移せない
ジュニアNISA口座がある子も、こどもNISAを新しく開設できます。ただし、ジュニアNISAの残高をこどもNISAへそのまま移すことはできません(楽天証券「こどもNISAとは?」)。

✅ この記事のポイント
- SBI証券・楽天証券とも、こどもNISAの受付は2026年10月1日から。口座ができるのは税務署の審査後の2027年1月以降
- 前提は親(親権者)がその証券会社に口座を持っていること。子どもの口座は親の口座から申し込む
- SBI証券は「こども口座」の有無で入口が分かれる。楽天証券はこども口座とこどもNISAを同時に申し込める
- 楽天証券は世帯全員が記載された住民票(発行から6か月以内・続柄あり)が必要。すでにこども口座がある人は、ログイン後の画面ではマイナンバーの記載は不要。別居なら戸籍謄本も
- こどもNISAは1人1口座で、大人のNISAと違って金融機関は原則変えられない。最初の証券会社選びがいちばん大事
- 2026年10月から、SBI証券(現金2,000円など)・楽天証券(家族で最大10,000円)がキャンペーン中。条件の違いに注意
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📝 まとめ
こどもNISAの手続きは、「親の口座を用意する → 子どもの口座を申し込む → 税務署の審査を待つ」という3段階です。SBI証券も楽天証券も10月1日から受付を始めました。口座ができるのは2027年1月以降です。
やることは多くありませんが、住民票の取り方と証券会社選びだけは、あとからやり直しがききにくい部分です。今しかない子育てのこの瞬間を無駄にしないで、年内に準備を済ませて、年明けから親子で積立を始めましょう。
次回は「教育資金の一括贈与、2026年3月末で終了|既拠出分はどうなる?」について解説予定です。お楽しみに!


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