こどもNISAとは?ジュニアNISAとの違いを解説

【この記事でわかること】
・こどもNISAがどんな制度か(年60万円・上限600万円)
・旧ジュニアNISAとの違い
・この先どんな記事に分かれて解説していくか

子どもの教育費、どうやって準備していますか?児童手当を預金に置いたままで、「このままでいいのかな」と思っている方も多いのではないでしょうか。
私自身、3人の子どもの教育費をどう準備するかは、ずっと向き合っているテーマです。そこに2027年から新しい選択肢として加わるのが「こどもNISA」です。証券会社の受付は2026年10月1日から始まるので、今のうちに中身を押さえておきましょう。
📖 こどもNISAシリーズ(全3回)
📌 こどもNISAとは?2027年1月スタートの子ども版NISA
0歳から17歳の子ども名義で、投資信託の積立の利益が非課税になる制度です。いまある大人のNISAの「つみたて投資枠」を、子どもにも使えるように広げたもので、2027年1月1日から始まります。
根拠になる法律(所得税法等の一部を改正する法律・令和8年法律第12号)は、2026年3月31日に国会で可決・公布されています(衆議院 議案審議経過)。もう「検討中の案」ではなく、決まった制度です。
中身をまとめると、次のとおりです。
| 項目 | こどもNISAの中身 |
|---|---|
| 正式名称 | 未成年者特定累積投資勘定(NISAのつみたて投資枠の一部) |
| スタート | 2027年1月1日 |
| 対象 | その年1月1日時点で18歳未満の子(生まれた年から使える) |
| 年間の投資枠 | 60万円 |
| 非課税で持てる上限 | 600万円 |
| 買えるもの | つみたて投資枠の対象になっている投資信託だけ |
| 買い方 | 積立だけ(まとめ買いはできない) |
| 非課税の期間 | 無期限 |
出典:財務省「令和8年度税制改正の大綱」(p.18〜21)、金融庁「令和8年度税制改正大綱 金融庁関係の主要項目」、大和総研「2027年1月開始『こどもNISA』の概要」(2026年5月26日)
大人のNISAにある「成長投資枠」(個別株などを買える枠)は、こどもNISAにはありません。長期の積立に向いた投資信託を、毎月コツコツ買っていく専用の枠だと考えるとわかりやすいです。
🔍 旧ジュニアNISAとの違いを比較
「子ども名義のNISA」は、実は2016年から2023年まで「ジュニアNISA」という形でありました。ただ、利用が伸びず、2023年末で終わっています。何が変わったのかを並べてみます。
| 項目 | 旧ジュニアNISA | こどもNISA |
|---|---|---|
| 利用できた時期 | 2016年〜2023年 | 2027年から |
| 年間の投資枠 | 80万円 | 60万円 |
| 非課税の上限 | 400万円 | 600万円 |
| 非課税の期間 | 5年 | 無期限 |
| 買えるもの | 株式・投資信託など幅広く | つみたて投資枠の投資信託だけ |
| 途中の引き出し | 18歳まで原則できなかった | 中学入学の年から教育費・生活費ならできる |
| 大人のNISAとの関係 | 別の口座 | 同じ口座のまま自動で移る |
出典:金融庁 NISA特設サイト「2023年までのNISA」、大和総研「2027年1月開始『こどもNISA』の概要」(p.8)
ジュニアNISAは、18歳まで原則引き出せないのがネックでした。こどもNISAは中学入学の年から教育費に使えるので、高校や大学の入学金にあてる、という使い方がしやすくなっています(引き出しルールの詳しい仕組みは次回で解説します)。
ジュニアNISAを持っている子も、こどもNISAを新しく開けます。ただし、ジュニアNISAの残高をこどもNISAに移すことはできません(楽天証券「こどもNISAとは?」)。なお、ジュニアNISAは2024年から、年齢や理由に関係なく非課税で引き出せるようになっています(全額を引き出して口座を閉じる形)。
✅ この記事のポイント
- こどもNISAは2027年1月1日スタート。年60万円・上限600万円・つみたて投資枠の投資信託を積立で買う
- 大人のNISAの成長投資枠にあたる枠はない
- ジュニアNISAより枠が広く、期間は無期限。ジュニアNISAの残高は移せないが、持っていても新しく開ける
- この先、引き出しルールや体験談、証券会社の手続きを2回に分けて解説
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📝 まとめ
こどもNISAは、ジュニアNISAの「引き出せない」「期間が短い」という弱点を直した、子ども向けの新しいNISAです。年60万円なら月5万円、児童手当を積み立てる先としても、候補のひとつになります。
次回は「お金はいつ引き出せる?18歳からの流れと、未成年口座で子どもと株を買ってみた話」について解説予定です。お楽しみに!


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